① お客様の背景
20代の男性。
「歩くと右の足首の外側がズキッとする」「ランニングの後に痛みが残る」とのことで来院されました。
数ヶ月前に段差でひねってから違和感が続いていて、部活や仕事で立つことが多く、最近は長く歩くと足裏まで疲れやすいとのこと。
靴底を見ると片側だけ大きくすり減っており、足の使い方・体重の乗せ方に偏りがある状態でした。
② 初回時の状態
・足首の外側（腓骨筋）が硬く、踏み込みで痛みが出やすい
・土踏まずがつぶれ気味で、体重が内側に入りやすい
・足首の可動域が狭く、しゃがみ込みにくい
・骨盤〜股関節のねじれにより、右脚に負担が集中
・靴の経年摩耗が大きく、歩行のクセが強く出ている
足首自体だけでなく、足裏のアーチと体の軸が安定していないことが痛みを繰り返す原因として考えられました。
そのため、このケースでは 整体と合わせてインソールで足の土台を整える必要性が高い状態でした。
③ 施術とアプローチ
まずは足首周りの負担を減らすため、全身のバランスをやさしく調整しました。
・足首まわりの筋膜リリース（腓骨筋・前脛骨筋など）
・ふくらはぎの柔軟性を高め、踏み込みをスムーズに
・骨盤〜股関節のねじれを整えて片脚荷重のクセを軽減
・足裏のアーチをサポートする軽いエクササイズ
さらに、歩行時のクセを補正するために オーダータイプのインソールを提案。
使い始めてから「足の内側に倒れ込みにくい」と感覚の変化があり、
施術で整えた状態が長持ちしやすくなりました。
④ 経過と結果
1〜3回目では、歩いたときの足首のズキッとした痛みが少なくなり、
5回目の頃にはランニング後の違和感が出にくくなりました。
インソールを併用し始めてからは、
「足が疲れにくい」「踏み込みが安定する」との実感があり、仕事や運動後も痛みが戻りにくい状態に。
現在は月に1回のメンテナンスと、
インソールを普段の靴で使いながら再発しにくい状態をキープされています。
